262c5121d5826e55b3bf8390460a4127
[ 1 ]

[ 2 ]

――2020年の東京オリンピックに向けて、ボランティアの募集が始まります。
この「無償ボランティア」には大きな問題がある、ということですが。

「問題は多岐にわたるのですが、大きく二つあります。

一つが、東京オリンピックは巨大な商業イベントだ、ということです。

すでに4000億円以上のスポンサー収入があったと推定されています。

超巨大イベントにもかかわらず、なぜイベントを支えるスタッフは無償なのでしょうか。
たとえばプロ野球やJリーグ、アーティストのライブやコンサートは有償スタッフが現場を切り盛りしていますよね。

[ 3 ]

「同じボランティアといっても、災害ボランティアと五輪ボランティアは『ボランティア』という言葉でよく混同されてしまうのですが、まったく異なるものです。

突発的な災害に対し、被災地で多くの手助けが必要なのは当然ですし、
それが無償で行われることに対して、私も異義はありません。
公共の福祉、公益に貢献していますし、利潤追求を目的としていませんよね。

一方で、五輪は商業イベントです。

スポンサーのために利益をどう生み出すか、どう最大化するか、というのが目的です。
これで莫大な利潤を上げているのが組織委員会であり、
スポンサーを取り仕切る広告代理店…つまり電通です。

公共の福祉も公益もほとんどありません。」

[ 4 ]

――素朴な疑問なのですが、本間さんはボランティアが無償であることに異議を唱えていますが、
ボランティアといえばイコール「タダ」ではないのでしょうか。

「いえいえ、ボランティアに『無償』という意味はありません。

ボランティアは英語で『志願兵』という意味で、自ら志願することを意味しているのです。
実際、有償のボランティアもあります。

よく知られたところでは、青年海外協力隊です。
一般の給料と比べれば低いですが、外国での生活費は支給されますし、
国内でも一定程度のお金が積み立てられます。

ちなみに1964年の東京オリンピックでは、通訳などは有償でした。

普通のアルバイトに比べてもかなりの高額が支給されたようです。」

[ 5 ]

「日本では、公官庁が『公園整備』や『一人暮らしの人への料理提供』など、さまざまな無償ボランティアを展開してきました。
そのため、知らない間に私たちの中に『ボランティア=タダ』という概念が刷り込まれてしまったのではないでしょうか。

ちなみにボランティアですから労働基準法の管轄外となります。

労働基準法では一日の労働時間や休憩時間、交通費のルール、最低時給などが細かく定められていますが、
ボラインティアはその枠内でないこともお伝えしておきたいですね」

[ 6 ]

「もう一つが日本の夏特有の暑さです。

東京オリンピックは7/24~8/9、パラリンピックが8/25~9/6に開催されます。
この酷暑の中で働くのはほかでもない無償ボランティアたちです。

組織委員会は、組織委の金銭負担で熱中症や怪我などに対応するボランティア保険に入れる、と言っていますが、そういう問題でしょうか。
万が一、重症になってしまった場合、だれが責任を取るのでしょうか。
だれもとらないでしょう」

[ 7 ]


――暑さは大きな問題ですね。
今年は6月中に梅雨が明け、7月も上旬から40℃に迫る暑さと尋常ではありません。
残念ながら熱中症で命を落とす高齢者や子どももいて胸が痛みます。
本当にこの東京で真夏にオリンピックを開催するのか、と思ってしまいます。

「もちろん、します(笑)。
一度決めたことですから、役所が決める公共事業と同じで後戻りなどできません。

この酷暑については対策ができませんから組織委も頭を痛めていると思います。
たとえば、マラソンについては、朝7:00にスタートさせるようですね。
ボランティアは事前の準備などありますから、始発でも間に合わないかもしれません。

マラソンコースのアスファルトを熱吸収のもの張り替えるという案も浮上しています。
たった一度のマラソン競技ためにアスファルトを張り替えるなんて、いったいいくらのお金がかかるのでしょうか。
組織委もスポンサーを取り仕切る電通も自分たちの懐は痛まないわけですから、こういう発想が出るのです」

[ 8 ]

――1964年の東京オリンピックでは、暑さの問題は大丈夫だったのでしょうか。

「これは特に若い世代には誤解されているのですが、1964年の東京五輪は10月に開催されたのですよ。
このときの公式報告書を見ると、『会期の決定』の項にこんなふうに書かれています。

『盛夏の時期は、比較的長期にわたって晴天が期待できるが、
気温、湿度ともに極めて高く、選手にとって最も条件が悪いうえに、
多数の観衆を入れる室内競技場のことを考えると、最も不適当という結論に達した。』
(「第18回オリンピック競技大会公式報告書」より)

すでに半世紀も前に、真夏の開催を『選手にとって最も条件が悪い』『最も不適当』と強い言葉で否定しているのです。
これは私にとってもおどろきでした」

[ 9 ]

――連続して5日以上で計10日も休める社会人はかなり限られます。
実際参加できるのは、学生か退職したシニアが主力になりますね。

「大手企業は『ボランティア休暇』という制度を取り入れるなどし始めていますし、
それを活用する社会人もいるでしょう。
ただ、彼らにとってはあくまでも有給休暇です。
組織委としても、お金を払わずに働いてくれるのでラッキーというところでしょう。

本当に無償なのは学生です。
そして組織委がいちばんのターゲットにしているのも、彼ら学生です。
若くてそれなりに体力もありますし、時間もありますからね。
各大学とは協定を結び、少しずつ募集への地ならしをし始めています。

[ 10 ]


「こんなことがありました。

今年6月、筑波大学と神田外国語大学が共同で『国際スポーツボランティア育成プログラム』を開催しました。
2日間受講すれば『修了証』がもらえ、それがボランティア応募の際に有利に働くというふれこみなのですが、
なんとこれが有償で、2日で5000円もかかるのです。

無償のボランティアになるために有償の資格が必要とは、
どこまで学生の善意をむしりとる気なのだ、と信じられない思いでした。

東海大学でも同様の講座が開かれましたが、こちらの講座は1日で1500円でした。
この金額の差は何なのでしょうか。

集めたお金はどこに行ったのでしょうか。
怪しい五輪ビジネスにしか思えません。
学生の皆さんは本当に気を付けてください」

[ 11 ]

――就職活動で有利になる、と考える学生もいそうです。

「それはありえません。
11万人以上ものボランティアがいるのですから、希少価値はまったくないでしょう。
面接する側も『またオリンピックの話か…』とうんざりしてしまうのではないでしょうか」

[ 12 ]

――大学生より若い生徒となると、学校や部活単位で動員されそうです。
先生から言われたことに基本的に逆らえませんし、
暑さへの耐性も大人よりありませんから特に注意が必要ですね。


「そのとおりです。
にもかかわらず、組織委は『中高生枠』というのを設けています。
たとえばテニスの試合でテニス部の子どもたちがボールボーイをする、というようなものだそうです。

強制はしない、といっていますが、
『家族旅行だから行けない』『受験勉強に集中したいから参加したくない』、
そんなことが言えるでしょうか。
日本の学校は同調圧力が強いですし、まして部活動ともなれば先生の言うことが絶対であるところがほとんどでしょう」

[ 13 ]


――ここでお話の最初にも出てきましたが、このイベントを取り仕切っている電通についても、関連する点を聞きたいと思います。
彼らが4000億円以上ものスポンサー収入を集めているのに、
なぜ組織委はボランティアを無償にするのでしょうか。


「これは電通に限ったことではありませんが、広告代理店の使命は、スポンサーのための最大利益を生み出すことです。

[ 15 ]

単純に計算してみましょう。
五輪期間中、一人10日働くとし、日給を1万円、10万人のボランティアに支給した場合、かかる経費は100億円です。
全体の協賛費4000億円からすれば微々たる額ですが、払わなければそのまますべて利益になる、というわけです。
わかりやすいですよね。

[ 17 ]

「電通は17年度の連結売上高は5兆円を超え、世界一の広告代理店です。
今回、電通は、より多くの金をかき集めるため、
これまでのオリンピックにあった『一業種1社』というスポンサーへの規制も取り払いました。

もちろんこれは電通だけで決めたことではないですが、
それによって前回のリオ五輪からも倍以上の50社(2018年7月現在)という史上最大のスポンサー数、収入になりました。
開催まであと2年ありますし、さらに増えていくでしょう。
先日はパソナが名乗りを上げましたね」

[ 18 ]
マーテルボランティアしてましたで就職活動出来るかなふむ

[ 19 ]

――それにしてもこの問題は新聞やテレビであまり見かけないですね。


「新聞は全国紙5紙すべてがオリンピックのスポンサーになってしまっており、
テレビと新聞はクロスオーナーシップという制度で結ばれていますから、当然こうした問題を深く追及できません。

無償ボランティア問題を扱うということは、
これまで概観してきたように、組織委員会や電通の核心的利益にメスを入れることになります。
無償だからいい、悪い、交通費を払え、という単純な話ではすまない。
だから大手メディアはこの問題を避けて通り、国民になかなか真実が伝わらないのです」

[ 20 ]


「だれかのために役に立ちたい、助けたい思いは尊いと思います。
ですが、その思いを搾取する構造があることを知った上で、参加するかしないかを決めても遅くはありません。
先日刊行した『ブラックボランティア』では、問題となっている事実をひとつひとつ提示し、解説しました。
まずこの事実を知り、その上で参加するかどうかを判断してもらえたらうれしく思います」

[ 32 ]
要は
カネあるはずなんだから出せよなー

ってことやろ?

[ 33 ]
>>32
そういうこと
開催の2年前の段階で4000億円も儲かってるんだぜ
学生をタダ働きさせる倫理的な理由は?

[ 34 ]
>>33
バイト募集したら
中国人とベトナム人だらけになるからね仕方ないね

[ 35 ]
>>34
そんなわけない

[ 36 ]
>>33
本人が無償でええ言うて応募してくるならええやん

[ 37 ]
>>36
本人は4000億円を儲けてる政治家とか企業家の顔も知らないぜ

[ 38 ]
>>37
だからなんだよ
調べりゃ分かる事を調べんのはそいつにゃ不要な情報なんやろ
心配なら説明会でも行って教えてきたら?

[ 45 ]
記念にはなりそうね

思い出作りにはいいかも

[ 46 ]
「思い出作り」 www

[ 47 ]
奇妙な概念だな
思い出つくり

[ 48 ]
思い出作りってそんなに変か?

人生って思い出作りみたいなもんじゃね

大体にして同じ毎日の繰り返しじゃ飽きるじゃない

[ 50 ]
>>48
それで大企業が金儲けすることは想像がつかないんだ?

[ 58 ]
>>50
金儲けなんて知らんよ
ただ単にボランティアやったら思い出になるなって思っただけよ俺の発言は

[ 49 ]
スポンサー料をって会場の整備費とかに使ってないの?

[ 51 ]
>>49
都民の税金を使うらしいぜ

[ 64 ]
だから五輪は無茶なことするなよ

[ 65 ]
>>64
普通にやってりゃ良いのに
学生の無償奉仕とかサマータイム制の導入とか大袈裟なことやろうとするから反論も出るわけよ

[ 66 ]
>>65
ほんとそれな