Unknown
[ 1 ]
勇者「だああああああっ!」

ザシュッ!

魔王「ぐわあああああああ!」

魔王「ぐっ……私の体をたやすく切り裂くとは……なんだその七色の剣は!?」

勇者「これは七つの金属を合成・加工して作った、名づけて“レインボーソード”!」

勇者「異世界から転生してきた俺じゃなきゃ、作れない剣だろうな」

魔王「なにい……異世界転生……!?」

勇者「トドメだッ!」

ズバッ!

魔王「ぐぎゃぁぁぁぁぁ……!」

…………

……

[ 2 ]
発想はあり

[ 3 ]
もうあるけどね

[ 4 ]
異世界の異世界ってもう現実世界じゃん

[ 5 ]
はたらく

[ 6 ]
……

魔王「……む」

村娘「気が付きましたか!」

魔王「ここは……? 私はどうしていたのだ……?」

村娘「突然、村の広場に倒れてるあなたが現れたんです」

村娘「ですから、とりあえず私の家に運んで……」

魔王「そうか、かたじけない……」

[ 7 ]
魔王(一通り村を回ってみたが、明らかに私がいた世界とは異質だった)

魔王(これはまさか――)

勇者『異世界から転生してきた俺じゃなきゃ、作れない剣だろうな』

魔王(勇者に倒された私も、異世界に転生してしまったのか!)

魔王(これからどうすれば……!)

村娘「お食事お持ちしました」

魔王「ありがとう」

魔王(まだ体力は戻ってはおらん……しばらくはここで英気を養うとしよう)

[ 8 ]
しばらくして――

村娘「魔王さんのおかげで、畑仕事がはかどりますよ!」

魔王「そうか」

魔王(ここで穏やかに時を過ごすうち、この村をすっかり気に入ってしまった)

魔王(何か恩を返すきっかけでもあればいいのだが……)



ズシン… ズシン…



魔王「む?」

村娘「この足音は……!」

[ 9 ]
竜「ワッハッハッハ、生贄をよこせぇ!!!」

キャーキャー… ワーワー… ヒエエエ…



魔王「なんだあやつは?」

村娘「あれは、山で暮らしている竜です!」

村娘「時折村に来ては、生贄を要求するんです! 逆らえばもちろん……」

魔王「村は滅ぼされるというわけか」

魔王「ほう……なかなかの悪党ではないか」ニヤッ

[ 10 ]
魔王「ならば私に任せておけ」

村娘「あっ、危ないですよ! あの竜はものすごく強いんです!」

魔王「心配いらん。すぐ終わる」

魔王「おい、貴様」

竜「なんだ、お前は!? 見ない顔だが……」

魔王「私は異世界から転生してきた魔王だ。この村には恩があるゆえ、貴様を退治してやろう」

竜「ンだとォ!?」

[ 11 ]
悪党vs悪党

[ 12 ]
チンピラみたいな竜はNG

[ 13 ]
竜「俺様を退治なんて、できるわけないだろうが!」

魔王「フッ、貴様程度のドラゴンなら、かつては何頭も従えてきたわ」

竜「ほざけ! だったら俺の炎で――」

魔王「闇よ、あの愚か者を捕縛せよ!」ギュッ

竜「ぐっ!? う、動けねえ……!」バチバチッ

魔王「爆散!!!」

ドゴォォォォォォン!!!

竜「ぐぎゃあああああああ!!!」

…………

……

[ 14 ]
中日ドラゴンズ終了のお知らせ

[ 15 ]
支援

[ 16 ]
こんななろう以下のSSが増えまくったからSS文化は廃れたんだよ

やめちまえクズ

[ 17 ]
……

竜「……うう」

島民「大丈夫かい?」

竜「あれ!? ここは!? 俺はどうしてたんだ!?」ガバッ

島民「あんた、島の砂浜に打ち上げられてたのさ」

竜(あん時、俺の体はたしかに爆発したのに……どうなってんだ?)

竜「そうだったのか……悪いな」

島民「いいってことよ! さ、歓迎するよ! 一緒に酒でも飲もう!」

竜はしばらく島で楽しい時を過ごした。

[ 18 ]
くさ

[ 19 ]
ある日――

ザザザ…

島民「あ、あれは!」

竜「海からなにか迫ってくるな」

島民「巨大鮫だ!」

竜「鮫ぇ?」

島民「奴は鮫なのに陸を歩くこともでき、海からやってきては島民を襲うんだ!」

島民「今までに何十人も島民が食われて……!」

竜「ふうん……だったら俺に任せな!」

島民「え!?」

[ 20 ]
お前も転生すんのか

[ 21 ]
ザバァッ…

サメ「ガハハ、人間ども喰らってやる!」

竜「おっと、そうはいかねえ」ズシン…

サメ「なんだ、てめえは!?」

竜「俺は違う世界からやってきた竜だ」

サメ「竜だとォ!?」

竜「俺もこの島は気に入っちまってな。お前には焼き魚になってもらうぜ」

[ 22 ]
上島竜兵が登場したように見えたと思ったら気のせいだった

[ 23 ]
サメ「やれるもんなら……やってみやがれ!」

サメ「頭から食ってや――」グワァッ

竜「カァッ!!!」

ゴォォォォォォッ!!!

サメ「炎!?」

サメ「あぢっ! あぢあぢっ!」

サメ「ぎゃああああああああああ……!」メラメラメラ…

…………

……

[ 24 ]
まさかね

[ 25 ]
ちょっとずつしょぼくなっていってる

[ 26 ]
……

サメ「……う」

魚「おお、起きられましたか」

サメ「ここは……水中……?」

魚「はい、ここは魚の楽園“フィッシュワールド”です」

サメ「フィッシュワールド……」

サメ(どうやらオレは異世界に転生しちまったようだ)

魚「我々はあなたを歓迎します」

サメ「ありがてえ……」

[ 27 ]
最後勇者になりそう

[ 28 ]
サメ「ここはいいところだな! 争いもないし、食い物も豊富にある!」

魚「ですが、決して敵がいないというわけでないのです」

サメ「どういうことだ?」

魚「近頃、このフィッシュワールドの魚を狙う“釣り人”がいましてね」

魚「その釣り人に、次々と仲間が釣られていくんです……」

サメ「そいつぁ許せねえな! よっしゃあ、オレが倒してやる!」

[ 29 ]
なぜかスイミーを思い出した

[ 30 ]
グイグイッ

釣り人「お、また魚がかかったな。本当にここは穴場だ!」

ブクブク…

釣り人「しかも、これはかなりでかいぞ! 大物だ!」

釣り人「よぉし、絶対釣り上げてやる! “釣り人”の誇りにかけて!」

釣り人「うおおおおおおおおおっ!!!」グイッ

ザバァッ!

[ 31 ]
サメだ殴れ

[ 32 ]
ほう

[ 33 ]
サメ「てめえだな、今まで散々魚を釣ってきたのは!」

釣り人「ひいっ!? なんだこいつ!?」

サメ「頭から食ってやるよォ!」ガバァッ

釣り人「た、助け……」

釣り人「いぎゃぁぁぁぁぁぁっ!!!」

バリボリバリボリ…

…………

……

[ 34 ]
と言う事は次は…

[ 35 ]
……

釣り人「ここは……」

地上人「おお、気づかれたか」

釣り人(私はサメに食べられたはずなのに、全く見知らぬ世界に来てしまった……)

地上人「我らは来る者拒まず。あなたをここの住民として認めよう」

釣り人「これはどうも」

釣り人は戸惑いつつも、地上人との生活に慣れていくのであった。

[ 36 ]
モクモクモク…

釣り人「ん、あの雲は?」

ピシャァンッ! ウギャァァァァ… ゴロゴロゴロ…

ピシャァンッ! キャァァァァ… ゴロゴロゴロ…

釣り人「雷!? 地上人が次々撃たれていく……!」

地上人「あれは……天上の雷魔神だ。天空から我ら地上人を監視・支配しているのだ」

地上人「そして貢物が気に食わないと、ああやって……」

釣り人「なんてひどい話だ」

釣り人(あの雲……どうやら釣り針を引っかけられそうだ)

釣り人「よし、ならば私が雷魔神を釣り上げ……いや釣り下げてやろう!」

地上人「え!?」

[ 37 ]
釣り人「いけっ!」ヒュッ

ヒュルルルルルッ ガシッ

雷魔神「なんだ? 雲になにか引っかかりおったぞ?」

釣り人「地上に……落ちろォ!!!」グイイッ

雷魔神「わっ、雲がひっくり返って――」

ヒュゥゥゥゥゥゥゥ…

雷魔神「うわああぁぁぁぁぁっ! 落ちるぅぅぅぅぅっ!」

グシャッ!!!

…………

……

[ 38 ]
……

雷魔神「う……ん……」

町民「大丈夫ですか?」

雷魔神「おぬしが介抱してくれたのか……」

町民「ええ、道端で倒れてるのを見かけた時は驚きましたよ」

雷魔神(こいつら……地上人とはまるで着てるものが違う)

雷魔神(しばらく、この町で暮らすとするか……)

[ 39 ]
リレーでもしてんのかこいつら

[ 40 ]
大男「ガハハハハ、この町から略奪してやるぜぇ!」

町民「あ、あいつは!」

雷魔神「何者だ?」

町民「ものすごいパワーを持つ大男です。あの男のパワーには誰も敵わないのです……!」

雷魔神「それをいいことに、町で暴れようというわけか。けしからんことだ」

雷魔神「吾輩に任せろ。今こそ恩を返そう」

[ 41 ]
そろそろ飽きた
クドイ

[ 42 ]
雷魔神「今から貴様に天罰を加えてやる。覚悟せい」

大男「天罰だとォ? この筋肉にはどんな攻撃も――」

雷魔神「雷よ、降り注げ!」

ピシャアァァァンッ!

大男「ぎえええええええええっ!!!」

…………

……

[ 43 ]
……

大男「うう……」

市民「おおっ、目覚めましたか」

大男「……あんたは?」

市民「この国の市民です。家の前であなたが倒れていたので、ベッドに運んだのですよ」

大男「そっか……迷惑かけたな」

市民「いえいえ、困った時はお互い様ですから」

大男(あの雷に撃たれて、俺は全然違う世界に来ちまったみたいだ……)

[ 44 ]
昔月ジャンであったな

[ 45 ]
……

大男「それにしても、この国はイマイチ活気がねぇなぁ」

市民「実は……今この国は恐ろしい暴君が支配しているのです」

大男「暴君?」

市民「ええ……若い頃は名君だったのですが、年を取るにつれてどんどん横暴になっていき……」

市民「税は上がるわ、重労働させるわ、女は私物化するわ、逆らう人は殺されるわで、やりたい放題なんです」

市民「あの男が君主でいる限り、この国に未来はありません……」

大男「なるほどな……そんな野郎は俺がブッ倒してやる!」

引用元: ・魔王「ぐわあああああああ! 異世界から来た勇者に殺されたら異世界に転生してしまったぁぁぁぁぁ!!!」