Unknown-9
[ 1 ]
勝手に妄想プロデュースしてみた、小林誠司に捧げる愛情弁当
https://news.yahoo.co.jp/articles/36c97efd10fa59998893cdff5ca3f4c735ad047d

[ 2 ]
小林誠司はミノが好きだという。焼肉を食べに行ってもほぼホルモンしか食べないらしい。確かに今年は35になる年。野球選手としてはベテランの域だ。カルビの脂は重く感じるのかもしれない。弁当の主役はミノにしよう。

 しかし困った。ミノは料理したことがない。普通のスーパーに売っているのだろうか? 近隣のスーパー3軒を渡り歩いたが売っていない。最後の砦、クイーンズ伊勢丹に行ってみた。

[ 3 ]
やはり見当たらない。肉コーナーで品出しをしている店員さんに聞いてみた。

「あの~ミノは置いていますか?」

 店員さんは申し訳なさそうに言った。

「最近、輸入の関係で入ってこなくなってしまって。夏には焼肉セットの一部にミノが入ったものをご用意する予定です」

 夏かぁ。待てない。ミノに似ているものはないか。

 そうだ、イカにしよう! あの歯ごたえのある食感、飾り切りにして炒めてしまえば見た目も近しいに違いない。イカは良質なたんぱく質、抗酸化力のビタミンE、疲労回復をサポートするタウリンなど、栄養素もバッチリだ。

[ 4 ]
最初は菅野智之を応援していた

 なぜこんなに小林誠司が好きになったのだろう。最初は巨人のエース、菅野智之を応援していた。菅野の登板日に巨人戦を見ていたら、日に日に小林とのバッテリーが増えていった。

 どっしり大きくてゆる系の菅野と端正な顔立ちの細身な小林。同学年の友達のような2人が勝利の瞬間にマウンドでハグする姿が好きだった。

[ 5 ]
クイーンズ伊勢丹で購入したイカはふっくらと腹が丸くていい感じだ。早速ワタを出そうとイカの腹に親指を突っ込んだ。

 ん? 流動的な形のはずのワタがいつもと違う感触。ぐっと引き抜くと、結構なサイズの魚が出てきた。イカが飲み込んだ魚ごと買ってしまったのか。推しの弁当作りで自然界の食物連鎖を体感することになるとは。

 気を取り直し、松笠切りにしたイカともやしとニラをオイスターソースで炒めた。うん、いいにおい。

[ 6 ]
まだ人気なのか

[ 7 ]
小林が打てたらなぁ

[ 8 ]
7年経ったいまも色褪せない大好きなシーン

 スガコバは2017年のWBCでも躍動した。そして小林ファンには忘れられない名場面がある。

 1次ラウンドのオーストラリア戦、球数制限に達した菅野に代わり、5回裏1死1、2塁でマウンドに上がった岡田俊哉(中日)が緊張のためか全くストライクが入らなくなってしまった。

[ 9 ]
監督候補やしな

[ 10 ]
小林がマウンドへ駆け寄り、岡田に声をかける。

「何の球種ならストライク入る?」

「真ん中に構えるから、思い切って投げろ」

 岡田は渾身の直球を投げ込んだ。結果は内野ゴロで併殺。絶妙の“間”が無失点へ導いたと当時話題になったが、 7年経ったいまも色褪せない大好きなシーンだ。

[ 11 ]
キッショ

[ 12 ]
おまえらの推し野球下手だぞ

[ 13 ]
ギャル(おばさん)
いつまでも夢中になれるものがあって羨ましいね

[ 14 ]
あさのあつこさんの小説「バッテリー」を読んだときのような青春の甘酸っぱさを感じる。投手を孤独にしない。18.44m離れた場所から声で、ジェスチャーで、眼差しで、鼓舞して一緒に戦っている。そんなバッテリーの関係性に胸が熱くなった。一心同体。まるで魚とイカのように。

[ 15 ]
ミノとイカって似てなくない🤔

[ 16 ]
倉本と同じジャンルやん

[ 17 ]
イカ炒めだけでは野球選手のお腹を満たすことはできない。次はサムギョプサルに取り掛かる。

 ビタミンBが豊富な豚肉は疲労回復にマストな食材。豚バラは脂が多いが、カリカリに焼くことで余分な脂が抜け、意外と胃もたれしない。ピリ辛のみそだれとほうれん草ナムルを添えればご飯もモリモリ進むはず。我ながらいい焼き加減だ。

[ 18 ]

[ 19 ]

まあ楽しそうで何より

[ 20 ]
出場機会さえあれば打撃も、選球眼も悪くない。試合に出られない日々も毎日バットを振り込んできた。自信を持って打席に立ってほしい。ささみと人参を食べているのだから、大丈夫。

[ 21 ]
大阪で食ったねぎ焼きに入ってたモツがイカみたいな食感だったな

[ 22 ]
いよいよ弁当も佳境だ。ゆで卵は白出汁と黒酢につけて味玉にしておいた。

 “令和の米騒動”は起きていない巨人だからたっぷりの白米を詰めて、おかずを載せていく。

 小林がチームメイトの今村信貴や大城卓三らと食事会をしたとき、酔っぱらっていた小林がおにぎりを掴み、「この白球を追っかけよう!」と叫んだエピソードも海苔でラインを描いたマッシュポテトの野球ボールに詰め込んだ。

[ 23 ]
年俸1億円の4年契約が終わり、今季、年俸は3000万円(推定)になった。昨季は21試合の出場、わずか9打席。今年の春季キャンプも初の2軍スタートで、1軍にいられるかさえも危うかった。でもファンは心から渇望していた。小林が這い上がる瞬間を。

 3月19日ロッテとのオープン戦では、登場曲ゆずの「with you」がかき消されるほどの大歓声のなか、「代打小林」が同点ヒットを放った。

 ヒットを打ったときの笑顔、バッテリーで相手を打ち取ったときの笑顔、チームメイトの活躍に喜ぶ笑顔、勝利のハグのときに見せる笑顔。その笑顔を見るたびに、明日も頑張ろうと思える。

[ 24 ]
どこぞのアンチが「なんだ顔ファンか?」と囁いたって関係ない。顔が好きで何が悪い。顔も好きだし、捕手としての立ち居振る舞いも、メディアで見聞きする人間性も大好きなんだ。どうか1日でも長く現役でいて私に活力をください。

 この弁当に詰めたエールがいつか小林誠司に届きますように。

引用元: ・小林ギャルズさん、「小林誠司に捧げる愛情弁当」を作ってしまう